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(仕事の仕方)誰の利益にもならないことで考えたりする
●「主体的に仕事をすること」と「タイムマネジメントにシビアになること」が物理的に対極にあるように感じられて、少々考えている。

主体的に仕事をしたい。
一緒にお仕事をさせてもらっている方に「そんなところまで丁寧に!」と驚いてもらいたいし、喜んでもらいたい。自己成長にもつながるし、自分としても嬉しいから、主体的に仕事して損をすることなんてないだろう、と信じてやってきた。
一方で、まわりのフリーランスの方々から、たまにこんなことも聞く。
「フリーランスはタイムマネジメントをしっかりやらないといけない」と。

会社員の方々が“楽に”“時間をただ過ごして自動的に”サラリーを貰っている、などという理解は大間違いである、とはっきり認識しているうえで、以下、続けるが、「タイムマネジメントをしっかりやらねばならない」とは、つまり、「サラリーを貰えないフリーランスは、自分で時給なり日給という“自己単価”を設定して、なにもしなければ無給で過ぎてしまう時間を、いかにお金に変えていくか考える」と言い換えられる。
そこで、報酬に見合わない労働や時間がかかる作業を次々と上乗せされたり、強いられたりすると、「ギャラに見合わない。金額を上げてほしい」などと交渉することになる。
これが、仕事の少ない時なら、「まあサービスで受けようかな」となる場合も少なくないが、多方面から仕事が重なったり、依頼が次々と入ってくるようになったりすると、たとえ睡眠時間を極限まで削っても物理的に時間を確保できなくなり、新規の依頼を断ったり、並行して進めている仕事が荒くなるなどの支障が出たりする。
これは、経済的な損失となる。「時間をいかにお金にするか」に生活がかかっているフリーランスにとって、死活問題である。

一方で、発注先のディレクターや編集者の視線の先は、上の存在であるクライアントやお客さん、たとえば企業や読者。そして、いつも考えているのは、「どうやったらこの商品が伝わるか。売れるか」。そういった“大義”からすれば、“金・金いうばかりの(個人のことしか考えない)制作者”には、好感が持てないのかもしれない。
いわく「主体的(意欲的)に仕事をしてくれない。ラクばかりしようとする」

□フリーランスの言い分「ディレクターや編集者はサラリーを貰う立場であることが多い。費やした時間はすべて給料のうちなのだから、我々とはタイムマネジメントに対する危機感が全然違う」

□ディレクター・編集者の言い分「フリーランスに支払う報酬は、“費やした時間”に対してのものではない。“成果(制作物)”に対してである。こちらの期待どおりのものが上がってこない以上、たとえ損をしているのだとしても時間を費やして応えてもらって当然。期待に応える制作物をつくるのに時間がかかりすぎる、というのは、単に“私は技術がありません”と露呈しているだけではないか」

このような主張をいくつも聞いてきた。
そこで次のようなことを考えたりする。

□「“良い制作物”とは“伝わる・売れるもの”であり、それは、企業や読者を自分より知っているディレクターや編集者に対しても“伝わる・売れるもの=納得してもらえる”ものだろう。後からの注文が多くなってどんどん時間が奪われる、というのは、こちらからの提案力などの乏しさが一つの原因でもある、というのは間違いでないだろう」

□「ただ、こちらとは全く関係のないところで、状況が変わって、追加作業が発生することもある。“主体的に”とは、そこまでカバーせねばならないのか」

一流のプロとして意識高く仕事をしておられるフリーランスには、たとえば、受注前に報酬金額の確認を取っておいたり、人によっては、口頭だけの発注では後々問題になったらイヤだからと、契約書(や発注・受注メールなど)を交わしてから仕事に入るなど、お金に対して(きっちりすぎるくらい)きっちりしている方もいる。そこから作業にかけられるべき時間をある程度計算してみるなど、「タイムマネジメント」をしっかりやっている印象がある。
また、そういうフリーランスが「お金にうるさい」と、一部のディレクターや編集者から煙たがられているのも知っている。

ここまで書いてきて、「で、結局なにか」、というと、「主体的に仕事をすること」と「タイムマネジメントにシビアになること」のどちらを優先すべきか、ということ。
社会的存在としての自分は、「子どもや子どもに関わる人たちのためになる仕事をしたい」と強く思っている。そこで、“大義”的な考え方を根底に持ちつつ、伝わる・売れるものになるなら、どんなことでもやるし、考えるし、時間を費やすのが当たり前だ、と仕事をしている。
それであっても、“フリー”の編集者(制作者)である。「タイムマネジメント」についての考え方で、先輩クリエイターなどから、「そんな甘いことではイカンぞ」「断るところは断らないと。大盤振る舞いは足元を見られる」と助言を受けたりもする。

この2つの考え方は、物理的に見ると対極にあるように思えてしかたがないが、そもそも、対極にあると捉えていること自体が正しくないのかもしれない。
□「本当の一流は、一発ですべてを通し、時間をかけないものである」
□「用意周到に仕事を進めるから、滞ることがない。すべてがスムーズにいく」
論だ。まあそれも本当だろうけど、そうみんながみんなうまくいっているなら、誰も苦労はしない、とも思う。

そんなこんなで独立7年目にして、まだヌルヌルとこんなことで考えたりする時もある。答えはずっと出ない。ただ、個人のことより大勢の利益のことで頭を使う方が楽しくて充実感がある。……とはいえ、生活あっての仕事である。この繰り返し。

くだらないことで、グダグダ書いてしまった。


●「Sound Horizon」って、ダークな世界観を残しつつも、ノリがどんどん「JAM Project」寄りになってきていないか。と、アルバム「Moira」を聴いて思った。好きです。


●今日は幼稚園説明会に行く。「お勉強型」の園と、「自由保育型」の園で考えている。
今日は自由保育型。
幼保小連携に関して、「21年に初めて国が作成した保・幼・小連携事例集にも、私立幼稚園で唯一、独自の意欲的な実践が紹介された園」でもあるらしい(日本教育新聞2010.6.28より)。

「幼保小連携」と「子育て支援」の大切さは理解できる。ただ、これは、“外部のマンパワー頼み”の側面もあるような気がする(もちろん、園や保育者の高い意識と理念、努力があってこそだが)。
それであっても、外部との協力関係を築けている、というのは園にとって武器である。「子どもの最善の利益」に照らし合わせて考えてみても、真っ当だ。

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author:ルートツー, category:ビジネス, 02:13
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長いメール
●メール本文の長さで少し考えることがあった。

二度手間、三度手間にならないように、長いメールを書くクセがあるのだが、それは、送信相手の立場がかなり上だったり、非常に多忙の人だった場合
「最後まで読んでもらえない(可能性が高い)。結果、伝達不足になる」
ということを言われた。

電話で話す感覚でメールを書くなんてことはないが、やはり、できるだけニュアンスが正確に伝わるようにしたい。結果、文字数が増えていく。

でも、こうも考えられる。
「文章はスープのようなもの。文字数という“かさ”が増すほど、薄くしゃばしゃばになり、おいしくなくなっていく。それは、大切なことが伝わりにくくなるのと同じ」

これは、「だから推敲ではどちらかというと削りを意識しよう」という意味で、学生に講義でよく言っていること。

もちろん、短いメールを書く人には努めて短く、などと意識をしているつもり(ビジネス書、雑誌などでも当たり前のように書いていることだし、今さら…)。
だが、ふと気付くと、長文になりがち。
自分が書くメールにも「推敲」の考え方が当てはまる、と、はっとした。
author:ルートツー, category:ビジネス, 01:46
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帰阪しました
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月曜から東京におり、さきほど帰阪しました。
これまでになく内容の濃い東京での3泊4日でした。
大好きな太宰治が生まれた青森県の金木村には、
数年前に男二人旅で訪れたことがあったのですが、
今回は、あの玉川上水にも足を運んでみました。感動もひとしお。

4月2日にまた上京します。
author:ルートツー, category:ビジネス, 02:04
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週刊誌受難の時代
JUGEMテーマ:ビジネス


●友人がスタッフライターとして毎号携わっていた「読売ウイークリー 2008.12.14号」(読売新聞東京本社)を購入。じつは最終号。これで、新聞社系の総合週刊誌は、「週刊朝日」「アエラ」(ともに朝日新聞出版)、そして「サンデー毎日」(毎日新聞社)の3誌だけになったらしい。出版社系総合週刊誌も、いぜん厳しい状況にある。

「マスゴミ」などとマスコミを揶揄してよく言われているが、マスコミは公権力に対抗するための民衆の武器だと思っている。マスコミの力が低迷しているのだとしたら、正直、それは民衆が文字を読まなくなったのが最も大きな原因であって、自分で自分の首を絞めているに等しいと考えている。
つまり、メディアリテラシーに乏しい多くの民衆が、公権力が出す公権力側の人間にとって都合のよい情報に操られやすい状況を生み出している、ということだ。

物事には、対抗する力が必要だと思う。立法機関には司法機関。ナショナリストがいればリベラリストもいたらいい。そして、公権力にはマスコミ。力と力が拮抗しつつも、そこからよりよい方向性が生まれるのが、健全な民主主義社会なのではないか…と思っている。

情報が氾濫する時代で、好きな情報だけを選び、得やすい状況にあるが、情報を取捨選択できない、またはその正誤や価値が判断できない人間にとっては、これほど恐ろしい社会はないのではと思う。知らず知らずに、意図して仕掛けられたムーブメントに加担する人間となっている。
こんな時代だからこそ、新聞や雑誌など、メディアリテラシーに長けた人間が編集・整理した情報が貴重だろう、と考えている。



…ということで、今発売中の「アエラ」で大学関係の記事を少し書かせてもらっています。買って読んでみてくださいねー、という宣伝でした。こんなオチですみません。
author:ルートツー, category:ビジネス, 01:11
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おじさん化
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●ここのところ、大学へ取材に行く機会が多い。
幼児や小学生と接する時は、「子どもはかわいいなぁ」という感じだが、大学生にもなると、自分と歳も近いので、“かわいい子どもだ”なんて思うことはない。
「数年だが年長者としてかっこ悪いところは見せられない」という気持ちの方が正直強い。

でも、ここ最近は、そんなやや対抗意識的な気持ちも薄れ、「若者っていいなぁ」なんて素直に思ったりする。

専門学校で教えているクリエイター志望の学生たち(二十歳前後)にも同じで、若者特有の悩みや葛藤と対しながら、それをなんとか乗り越えようと夢中で創作に打ち込んでいる姿を「いいなぁ」なんて見てしまう。
純粋に応援してあげたい。力になってあげたい。

この心境の変化は、年齢差が開いてきたのが大きく影響しているんだろう、と思う。
そろそろ「おじさん」とか言われだしたりするんだろうな。
author:ルートツー, category:ビジネス, 23:41
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【反省】アグレッシブさに欠けている
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●「連載を書きたい」だったり「本を出したい」なら、企画を売り込まないと何も始まらない。
いつから待ちの姿勢で構えているようになったのか。
現状に甘んじているようになったのか。
若い人の活躍を見て、素直に反省。

いつも攻めの姿勢でいなくちゃ。そうでないと、自分は何の取り柄もない人間だ。
企画を完成させて、年内に東京へ売り込みに行こう!
そろそろ次のステージを目指さないと!
企画の内容に需要があることは、自信を持って言える。
author:ルートツー, category:ビジネス, 01:48
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